プロバイオティクス1先日消化器専門の先生の「下痢・便秘について~プロバイオティクス~」という 講演を聞きにいきました。 現在実際医療という現場にたっていらっしゃる先生が プロバイオティクスという医薬品でもない食品について どんな風にお話して下さるのか非常に興味があったのです。 その前に「プロバイオティクス」についてご紹介を。 小腸や大腸には100兆個もの細菌が棲みついています。 これを腸内細菌といい、 健康な時は、善玉菌と悪玉菌がある一定のバランスのとれた 構成になっています 。 しかし、 下痢,便秘など体調を崩したときには 病原菌や腐敗菌などの悪玉菌が増え、 ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が減ってきます。 そんな時、元の正常な腸内細菌叢に戻してくれるのが プロバイオティクスなのです。 要は、“私たちの健康を守るため、腸で、有益な作用を発揮する 微生物を含む製品”のことです。 例えば、乳酸菌・ビフィズス菌・糖化菌,納豆菌・酪酸菌・酵母類などです。 ということで、上記のプロバイオティクスを摂っていれば 下痢・便秘どちらの状態でも改善が期待できるというものなんです。 下痢・便秘なんて縁がないから関係ないわ~という方 そんなことはありません。 腸というのはものすごく大切な臓器なんです。 なんといっても栄養はほとんどすべて腸で吸収されるから 腸がしっかりしていない方の健康はありえません! 腸が弱っていると免疫力が低下すること また抗がん剤などが効きにくくなるなどのデータもあります。 (製薬会社勤務時代にそんな論文たくさん見ていました) 一番「ほほ~~」と思ったのが、 2005年の消化器病学会週間(DDW)でも (世界の消化器病の権威のお医者様が大勢集い、 1週間続くほどたくさんの最新学術情報を発表・情報交換する会) このプロバイオティクスはトピックスであるということ。 医師というのは病気を治すというのが基本ですよね。 プロバイオティクスという概念は治療というよりは、 むしろ病気を予防するという概念なんです。 だから本来治療という観点で働いていらっしゃるお医者様の中で、 予防という概念のプロバイオティクスがトピックスであるということは、 非常に世の中が変化していることだと思います。 講演の先生も非常にびっくりしたとおっしゃっていました。 今後日本でも、病気になる前に予防しましょう!! という運動がさらに広がることになるでしょうし、 お医者さんも治療だけでなく、予防のための方法を教えてくれたり、 サプリメントを薦めたりということになるのでしょうね。 健康な体のためには、「腸がきれい」が大前提。 そこでプロバイオティクスである、 乳酸菌・ビフィズス菌・糖化菌,納豆菌・酪酸菌・酵母類を 摂る必要があるのですが、 それらの条件は、、、 ★服用した菌が生きたまま腸まで届くこと ★腸内細菌のバランスを整える作用があること ★毎日続けること ★安価であること またより良い食べ方は、 ☆1日300g程度は食べること ☆あまり他の菌を混ぜてとらないこと。 (1商品を決めて2-3週間は続ける) ☆出来れば食後に食べるほうが良い (菌が胃酸で死んでしまうため。 食後であれば胃酸が中性になっているのでgoodです) 特定保健用食品として認められているヨーグルトも たくさん売られていますよね。 でも1日300gをヨーグルトでとるとなると カロリーは240kcal・・・・ ご飯の量を少し減らすなどの工夫が必要ですね。 体重を気にしている方は、 サプリメントなどで補ってもよいでしょう。 乳酸菌の詳しい情報はコチラへ ちなみに我家では 朝ヨーグルトを青汁やバナナなどと混ぜて 食べるようにしています。 家の主人は昔から腸が少し弱く、 ラーメンを食べると翌日は必ず下痢する体質だったのですが、 ヨーグルトを良く食べるようになってからは ラーメン食べても下痢しないようになりましたよ。。。 |